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行ってきました!「ルノワールはなぜ母子像を描いたか」セミナー考察
絵画ファンの皆さま、こんにちは!
今日は天気も最高の日曜日ですね^^

ところで、昨日5月22日の午前中に私は東京の六本木にあるミッドタウンにて開催された
日本経済新聞社と日経PB社主催のウーマンエキスポ東京というセミナーの中のルノワールセミナー」に行ってきました!

今回のセミナーは日経新聞主催の無料セミナーだったのです。
超お得!!というわけで、早速昨日のセミナーの内容を出来る限りここでお伝えしていこうと思います。


セミナーのタイトルは
『国立新美術館「ルノワール展」開催記念 国立西洋美術館館長によるルノワール解説セミナー』というもの。
講師は国立西洋美術館館長の馬渕明子理事長です。

まずはミッドタウンのホールに入るところの写真です。
ウーマンエキスポということで、来場者はほぼ女性!!
たくさんの人で溢れていました。
ルノワールはなぜ母子像を描いたか アート名画館

受付を住ませるとパスカードが貰えました。
そしてお土産も☆
写真↓
ルノワールセミナー アート名画館 (1)


そしてカンファレンスルームへ移動してセミナー開始です。
と、その前に・・・会場の前にルノワール田舎のダンス」のパネルが!!!
妻アリーヌの顔の部分がくり抜かれていました笑
さすがにここに顔をはめて写真を撮る事も出来ず・・・この写真のみ撮ってきました。
ルノワールセミナー アート名画館 (2)

実際の作品はこちら↓
ルノワール 田舎のダンス

ルノワール田舎のダンス
制作年:1883年
所蔵:オルセー美術館
原画サイズ:180.3×90cm


早速お話の内容に入っていきたいと思います。
テーマはルノワールはなぜ母子像を描いたかです。

ルノワールが母子像を描いた背景を知る為には、その時代全体の流れを把握する事から、ということで
この時代の母子像の扱われ方の説明がまずはありました。
この時代に母子像がどういう位置づけだったか、ということです。

まずは時代をさかのぼって、ルネッサンス期
ルネッサンスの画家たちも聖母子像を沢山描いていました。
ラファエロが描く赤ちゃんはかわいい感じで、
ダヴィンチは礼拝的要素で赤ちゃんを描いているので、表情も少し怖めだという差があった時代だそうです。
この頃は聖母子として描かれる母子像が主だったため、母の愛情を見て取るよりも、宗教的な様子が多かったと言います。

そのルネッサンス期より前の時代、18世紀より前には子供はそこまで大事な画題ではありませんでした。
画題としての魅力が見出されたのは18世紀以降です。

子供が画題としての魅力を見出された後、母の愛情を絵画に表現する事も増えました。
例えば、宮廷画家としてマリーアントワネットの肖像画も描いたエリザベート・ヴィジェールブランという画家。

・「娘といる自画像」1786年 ルーブル美術館

・「母と子」1789年 ルーブル美術館

上記作品を観て頂ければ良く分かるように、優しい母としてのアピールが作品に溢れています。

そもそもその頃の美術界では、女性よりも男性画家の方が上として見られていました。
女性は花の絵を描くべき=女性は花のようだから、女性は歴史画や宗教画などの重要な作品は描かなくていい!
と思われていました。
その為、母と子を描いたような描いた女性画家が多かったそうです。

その点から言うと、ハンデを背負っていた女流画家は他にもいます。
アメリカ人、女流画家「メアリー・カサット」です。

彼女はアメリカ人であること、女性であること、この2点がフランスで画家活動をする上でハンデになっていました。
だからこそ「母子像」を描いて、沢山母子像を描いたことで有名になったそうです。

メアリーカサット「母と幼い姉と息子」
1901年 クリーヴランド美術館

上の作品は、聖母子像を意識して描いた作品です。
服は聖ヨハネに似せて描きました。
当時は裸の子どもを描くことは画題として好まれました。

少し話はそれますが、ここでフランス近代における母子像についての解説が入りました。

《フランス近代の母子像》
当時のフランスでは子供がいる家庭では、乳母を住まわせるか、
田舎に子どもを出す事が多かったようです。
特に上流階級は乳母を住まわせ、下層階級は両親が共働きのため子どもは里子に出されたそうです。

乳母は召使いのなかでは地位が高く、若くて健康な女性は高給取りだったそうです。
制服も有り、白色で背中に長いリボンがついているのが特徴です。

そういった時代背景があり、絵画作品中に「乳母」が描かれることが多くなりました。

メアリーカサット 家族 アート名画館
メアリーカサット家族」1891年


ベルトモリゾ「乳母」1879年

ベルトモリゾ「ジュリーと乳母」1880年

いずれの作品も、画家(母親)が作品に登場せず乳母がメインで描かれているのは非常に珍しいと言えます。

一方でルノワールが描く母子像はどうでしょうか。
男性画家が描く母子像は、女性画家と異なります。

ルノワール 授乳する母親 アート名画館
ルノワール授乳する母親

あたたかい母と子の絵。
聖母子像を意識して描いたもの。
印象派的即興性ではなく、古典に回帰しようとしていた時期。輪郭がはっきり描かれています。

ルノワールにとって「母性」が大事なテーマ。
ですので、母と子の愛情を優しく描いた作品が多いのです。
特にガブリエル(親戚でお手伝いさんをしていた)の育児を描いた作品が多い事も有名です。

ルノワールは多くの母子像を描いているが、女性は家庭のなかにいるもの!という観念があると言われています。
その為、温かな雰囲気の多くの母子像を描きました。

当時のフランスでは生活に密着した主題が流行していた背景もあります。
ルネサンス期から流行っていた宗教画、神話は衰退しました。
それに代わり、子どもや生活が多く描かれるようになりました。
かわいいもの、ペットなども多く描かれました。

また一方で”商品”としての「母子像」が増えたことも背景にあります。
商品として売れるから、という理由で母子画が増えて来たという理由もあったそうです。

結果、ルノワールはなぜ母子像を描いたか、というタイトルの答えは、
1)時代背景で母子像の絵が人気になってきたから
2)ルノワール自身が女性に対する観念が強く、母は愛情を持って子を育てるものと強く思っていたから

という2点が挙げられるようです。

なるほど、という感じでした。
いかがでしたでしょうか。
1時間弱の講演の内容を、ほぼ逃さずここでまとめてご紹介出来たかと思います。

ルノワールセミナー アート名画館 (4)

それでは、今週も良い1週間になりますように^^☆

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